ビデオの人体の映像から動きをデータとして取得し活用するものです。医療分野では、従来から、高価な機材と専用の環境で行われてきた、骨格の動きを調べる手法です。これを、スマートフォンなどのビデオ映像から同様の結果を得ようとするものです。当プロジェクトのリーダーが、静岡大学の客員教授として、大学病院の医師、医療系企業と行った共同研究の成果を、スポーツ、大幹の分析に応用したものです。

Sports DX : キックのAI分析

模範となるキックのフォームとの比較、他の選手との比較、過去の自分自身との比較など、データを元に科学的な分析が可能となります。

ロング・キックの分析と、分析結果から分かったキックの重要な要素

AIシステム操作例

AI分析から分かった、ロング・キックの重要な要素

以下の要素が、飛距離、キックの精度に大きくかかわっていることが分かりました。

1.軸足と地面との角度

助走の力をキックで利用する、また、蹴り足の適切な角度の確保の為に、重要です。​

2.蹴り足と反対の腕の振り

蹴り足と反対の腕をしっかし振り、体を弓の様にしならせる事は、体の回転を利用する、また、体のバランスを保つ為に、重要です。​

3.ボールの蹴り位置

ロング・キックのキック時の足とボールの関係は、重要です。​

4.フォロースルー

フォロースルー(キック後の体の位置)を見ると、助走の力、踏み込みの力が、どの様に使われているか分かります。ボールに適切に力を伝える為に、キック後の体の位置は、ボールがあった位置より左(助走してきた方向)に保つ事が、重要です

青線:模範、赤線:生徒

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